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時間や季節3

旧暦の月の異名

睦月・如月・弥生…こういった言い方を知っている人はかなり多いと思います。

しかし、旧暦の呼び名は実に様々です。

たとえば一月ならば、「初春月(はつはるづき)」「孟春(もうしゅん)」といった言葉があるし、二月ならば「梅見月(うめみづき)」「雪解月(ゆきげづき)」などです。

睦月は新しい春のはじまりです。

親族が集まって睦びあう月という意味で「睦月」 如月は春めいてきたから着物を一枚脱ぎましょう、だけどまだちょっと寒かったのでもう一度着なおした…「着更衣」がなまって「如月」となりました。

ここから先はもう少し簡単にまとめてみましょう。

三月~六月

弥生は木草弥生い茂る月という意味。

「花月」「夢見月」「花見月」「春惜月(はるおしみつき)」などの言葉があります。

卯月は卯の花が咲くから…というのが一般的な語源ですが、それ以外にも「生まれる」という意味での「う」…という意味が含まれているのではないかとも言われています。

「苗植月」「花残月(はるのこしづき)」「夏初月(なつはじめづき)」などの呼び名もあります。

皐月の「さ」は耕作を意味する古語です。

稲作にとても大切な時期ですから、さの月…皐月となったのが始まりです。

「早苗月(さなえづき)」「田草月(たぐさづき)」というように、田んぼに関わる言葉がたくさんあります。

水無月は梅雨の時期なのになぜ水が無いと書くのか、別に水が無くなるからではないのです。

「水の月」がなまって「水無月」になったといわれており、「無」の文字は「の」にあたるものです。

「常夏月(とこなつづき)」「風待月(かぜまつつき)」雷の多い時期は「鳴神月(なるかみつき)」とも呼びます。

七月~十月

文月は昔、稲の穂がふくらむことから「穂含月(ほふみづき)」と呼ばれていました。

しかしのちに、七夕の習慣から文字を書くという意味の「文月」になったといわれています。

「七夕月」「愛逢月(めであいづき)」おみなえしが咲くことから「女郎花月(おみなえしづき)」と呼ぶ場合もあります。

葉月は色々な語源があるとされています。

有名なのでは「穂張り月」→「張り月」→「葉月」というものと、 「初来月」→「初月」→「葉月」というものです。

正確な語源はわかっていません。

雁の季節だから「雁来月(かりくづき)」月を愛でる時期だから「月見月」など、特に雅やかな言葉が多いのも特徴です。

長月の由来は夜が次第に長くなってきたという意味が有力ですが、雨がたくさん降ることから「長雨月」が短くなったという説や、「名残月」が転じて長月になったなど、諸説があります。

紅葉の綺麗な時期ですから、「色取月(いろどりづき)」といったり、菊の時期にあわせて「菊月」と呼んだりします。

長い夜に寝覚めがちなことから「寝覚月(ねざめづき)」とも呼びますね。

神無月は出雲に神が集まる季節。

ですから出雲の人は十月のことを「神在月」と呼びます。

「時雨月」「神去月」「神霜月」など、寒くなってきたことをあらわす呼び名が多いです。

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