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昼間をあらわす言葉
昼は一番太陽が高い時間です。
とても暑い真夏日のことを「炎昼(えんちゅう)」と言います。
それを少し過ぎて、日が傾いてきた気だるい時間は「昼下がり」
昼に夢を見た、夢のような空想をした場合に「白昼夢」「白日夢」という言葉もあります。
ところで昼の泥棒のことは動物にたとえるらしいですよ?
「とんびに油揚げをさらわれる」という言葉があるように、「昼鳶(ひるとんび)」という言葉は昼間の泥棒のことを指します。
これ以外にも、落ち着きのない人は「昼鼠」「昼狐」などと言います。
夕方をあらわす言葉
息を呑むほどの美しい夕焼けを最近は見かけませんが、夕方の言葉もたくさんあります。
「黄昏時(たそがれどき)」という言葉は「誰そ彼(たれそかれ)時」という意味。
お前はいったい誰だ?そういう意味ですね。
この少しだけ前の時間を「うそうそ時」と言います。
夕方は妖怪が出ると言われていた昔は「逢魔が時(おうまがどき)」と呼んでいたこともあります。
語源は「大禍時」とも「大魔が時」とも言われていますが、主に午後の四時~六時を指すようです。
なかなか暮れない日暮れは「暮れ泥む(くれなずむ)」と言います。
贈る言葉で有名な一フレーズですね。
そこから少し夕方になると「夕さり」「夕間暮れ」と言います。
空が少し茶色がかってきた、そういうときには雀の羽の色にたとえて「雀色時(すずめいろどき)」、日暮れと同時に火が家にともることを「火点し頃(ひともしごろ)」と言います。
人恋しさが夕暮れにつのるとき、それを「夕轟き(ゆうとどろき)」と言います。
「千載和歌集」の中にも源俊頼がこういう和歌を残していますよ。
したひ来る恋のやつこの旅にても
身のくせなれや夕とどろきは
昔から夕方というのは人の心に波紋をひろげるようですね。
夜をあらわす言葉
夕焼けがすぎると、カーテンを下ろしたようにくらい夜が訪れます。
昔カーテンのことを帳(とばり)と言いましたが、これにたとえて夜の訪れを「夜の帳」と呼びます。
宵は夜の意味ですが、夜は三つに区分することができます。
最初は「宵の口」日が暮れて間もない頃です。
次に「宵待ち」夜になるのを待っているとき、そして最後に「宵」です。
悟りの境地に達するまでの長い道のりのことを、心の夜にたとえて「長い夜の夢」や「長き闇路」と言う場合があります。
短くてはかないもののことを「春の夜の夢」と言う場合もありますね。
春に見たものは実現しないという意味らしいですが、みなさんはどう思いますか?
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